お盆の首都高、クルマがあったらどこへ行く? 都内近郊“ひとっ走り”案内
帰省も旅行もせず、いつもより静かな東京で過ごすお盆。そんな夏休みも悪くありません。けれど、せっかく街も道も落ち着いているのなら、ずっと家にいるのは惜しいものです。
ならば夕食のあと、愛車の鍵を持ってひとっ走り。首都高から湾岸へ抜け、日付が変わる頃には家へ戻る。今回は、お盆の夜に走りたい都内近郊の3つのコースを紹介します。
首都高3号線から令和島へ。東京の夜景をひと回り
TBCC代表・南部翔也(東京都在住)
僕がよく走るのは、三軒茶屋から首都高3号線に乗り、令和島まで向かうコース。夕飯を終えた22時頃に出発して、24時には帰宅します。遠出する時間はないけれど、クルマには乗りたい。そんな夜にちょうどいい距離です。
3号線から谷町ジャンクションで都心環状線へ入り、東京タワーを横目に芝浦方面へ。そのままレインボーブリッジを渡ると、ビルが密集する都心から、空の広い湾岸エリアへと景色が切り替わります。2時間ほどのドライブで、東京の中心部と港湾部をまとめて走れるのが、このルートの面白さ。
令和島に着いたら、クルマを停めて一服。長居はせず、ひと息ついたら帰路へ。夜景だけでなく、ジャンクションやカーブが続く道も楽しい。東京の夜と運転の両方を味わいたいときの定番コースです。
大黒PAを折り返し地点に、夜の湾岸を走る
TBCC専属メカニック・髙橋厚嗣(神奈川県在住)
夜にクルマを走らせたくなったら、三ツ沢から首都高に乗り、湾岸線を通って大黒へ向かいます。行き先に迷った日も、大黒PAを折り返し地点にすれば話が早い。
湾岸線に入ると、工場や倉庫、港湾施設が続きます。都心のビル群とは違う、無機質な夜景。照明に浮かぶ高架やジャンクションも含めて、大黒へ向かう道中から楽しめます。
PAに着いたら、コーヒーを買って一服。駐車場に並ぶクルマを眺め、頃合いを見て帰ります。何かをするための目的地というより、往路と復路を分ける休憩地点。
三ツ沢から湾岸線を走り、大黒でひと息ついて戻る。近所のコンビニで済ませれば数分のコーヒーも、ここまで来れば立派な夜の予定になります。クルマに乗ること自体を目的にしたい日は、これくらいシンプルでいい。
湾岸線の先、幕張・海浜大通りへ
TBCCスタッフ・中川知哉(埼玉県在住)
僕がおすすめしたいのは、幕張の海沿い。都内から向かうなら、首都高から湾岸線を東へ走り、幕張で降りて海浜大通りへ入ります。
海浜大通りは道幅が広く、夜になると交通量も落ち着きます。整った街並みと、等間隔に並ぶ街灯。高速道路を降りたあとも、そのまま流れを切らさず走れる道です。
家を出るのは22時頃。窓を開け、好きな音楽を流しながら海沿いを走ります。0時頃には帰路へ。店を目的地にすることも、現地で長く過ごすことも考えません。海浜大通りを走ること自体が、その日の予定です。
湾岸線で幕張まで向かい、海沿いを流して帰る。高速道路と一般道で運転のリズムが変わるため、往復しても単調になりにくい。僕は、音楽を聴きながら愛車を走らせたい夜に、このコースを選びます。
3人が選んだのは、どれも夕食後から出かけられるコース。東京の夜景をひと回りする。大黒までコーヒーを飲みに行く。湾岸線の先で海沿いを走る。お盆の夜は、遠くまで行かなくても愛車と過ごす時間をつくれます。
家にいるのが惜しくなったら、行き先をひとつ決めて首都高へ。道路状況を確認しながら、安全運転で楽しんでください。

Photo:Tomoro Nakasuji/Instagram@tomoro
Edit:Kanta Hisajima