中古車屋がクルマのメディアをつくって発信する理由
tokyo basic car club(以下、TBCC)という中古車屋が、なぜメディアを始めるのか。クルマを売るだけであれば、値段を付けてインスタに並べるだけで十分です。実際、TBCCはそうやって成長してきました。しかし、それでは足りない。私たちが伝えたいのは、1台を売った先に広がるカーカルチャーの全部です。
だからこそ必要なのは、合理性だけでは語れないロマンを言葉にして、新しい価値観とこれからの基準をつくること。クルマと共にある暮らしを、もっと身近に、もっと面白くするために、SA MAG.はスタートします。
クルマの情報は、もう十分にある
いま、クルマにまつわる情報はあらゆる場所に溢れています。
メーカーの公式サイトを見ればスペックはすぐに分かるし、中古車サイトを開けば相場も見える。YouTubeのレビュー動画では乗り心地や使い勝手まで詳しく解説され、SNSを覗けばオーナーのリアルな声にも触れられる。
ひと昔前のように、雑誌を何冊も読み比べたり、詳しい友人に相談したりしなくても、知りたいことの多くはスマホひとつで調べられる時代です。もちろん、それは悪いことではありません。選択肢が増え、比較もしやすくなったいま、クルマを知るためのメディアは、もう十分にあります。
だからこそ、SA MAG.はその先に進みたい。
足りないのは、クルマを選ぶための物差し
ルックスに惹かれてスポーツカーに飛びつくのもいいし、アウトドアが好きならSUVを選ぶのもいい。燃費や価格を優先するのも立派な選択です。ただ、その選択をもう少し掘り下げてみる。
スポーツカーは東京での暮らしに合うのだろうか。パートナーはどう思うだろうか。それでも欲しいと思える理由は何だろう。SUVでキャンプへ出かける時間が欲しいのか、それともそんな大人に憧れているのか。そうした問いを重ねることで、スペックや価格では測れない価値が見えてきます。
クルマ選びに正解はないからこそ、自分なりの物差しを養うことで、未来の相棒と出会える可能性はぐっと広がります。
ロマンを感じたなら、もう一歩踏み込もう
見た目、エンジン音、昔からの憧れ。理由は何だっていい。
そのロマンの一歩先には、まだ知らない世界がある。私たちが目指すのは、クルマを単体で語るのではなく、人や街、歴史、思想、そして暮らしとのつながりまで含めて面白がること。
そうして養われた価値基準が、カーカルチャーの未来をつくっていく。だからこそSA MAG.は、情報だけではなく、クルマと共にある暮らしをもっと身近に、もっと面白くする視点を発信していきます。

Photo:Tomoro Nakasuji/Instagram@tomoro
Edit:Kanta Hisajima