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CULTURE 4分で読める

大したことなくね? ハイオク指定に、つい身構えてしまう君たちへ

最近はマシになったけど、やっぱりガソリン高いよね。それがハイオクならなおのこと。

ただ、ハイオク指定と聞いたときに浮かぶ、負担が大きそうという感覚は、どこまで正しいのでしょうか。

今日見かけたスタンドでは、レギュラー161円に対してハイオク172円。その差額は11円。

毎週末クルマに乗り、年間5,000km走るとしたら、この11円は月いくらになるのか。ガソリンが高かった時期、安かった時期の全国平均も振り返りながら、ハイオク指定の「高そう」を数字で見直します。

ガソリンは高くなった。しかし、差額はほぼ11円

今日見かけたレギュラーとハイオクの差額は11円でした。では、ガソリン価格が変われば、この差も大きくなるのでしょうか。

2026年の全国平均を見てみます。今年もっともレギュラーが安かった1月19日は154.7円、ハイオク165.5円で、差額は10.8円。一方、価格が大きく跳ね上がった3月16日には、レギュラー190.8円、ハイオク201.8円まで上昇しました。それでも差は11円です。

9月7日時点では、レギュラー170.0円、ハイオク180.9円で10.9円差。ガソリンそのものは154円台から190円台まで大きく動いているのに、レギュラーとハイオクの価格差は、この期間ほぼ11円前後で推移しています。

もちろん、「そもそもガソリンが高い」という話は別にあります。ガソリン価格に含まれる税金、いわゆる二重課税の話まで始めると長くなるので、それはまた別の記事で。

今回は、この約11円だけを見ていきます。

クルマに乗るなら、そもそもガソリン代はかかる

では、年間5,000km走る人は、そもそも月にいくらガソリン代を払うのでしょうか。

計算を単純にするため、燃費は10km/Lとします。年間5,000kmを走るために必要なガソリンは500L。今日見かけた価格で計算すると、レギュラー161円なら年間80,500円、月にすると約6,700円です。ハイオク172円なら年間86,000円、月約7,200円。その差は年間5,500円、月にすると約460円でした。

つまり、レギュラー車だろうがハイオク車だろうが、毎週末クルマに乗れば月7,000円前後のガソリン代はかかります。

高いです。そりゃ、高い。

でも、クルマを走らせるならガソリンは必要です。保険に入り、税金を払い、タイヤが減れば交換する。それと同じで、燃料代も好きなクルマに乗るための必要経費。ここはもうしょうがない。

そのうえで見ると、「ハイオク指定だから増える金額」は月約460円です。ハイオクと聞いた瞬間に感じるほど、レギュラー車との間に大きな壁があるわけではありません。

そもそものガソリン代が高くて不安になる。それはわかります。でも、好きなクルマに乗る以上、かかるものはかかる。

ガソリン代にビビってる暇があったら、好きなクルマに乗って、そのぶん稼ぐ。日本をぶん回していきましょう。

10年乗っても、その差は55,000円

では、月約460円の差が積み重なるとどうなるのか。年間では5,500円。同じ条件で10年間乗れば、55,000円です。

10年で55,000円。こう書くと、それなりの金額に見えます。ただ、そもそも同じクルマに10年乗れていたら、その時点でかなりいい買い物です。まずは、その一台を選んだ自分を褒めてあげたい。

月460円を普段の生活に置き換えれば、いつものスタバを一度ファミマのコーヒーに変える。飲み会で一杯だけ控える。だいたい、それくらいです。

もちろん、ハイオク車に乗るために節約生活を始めようという話ではありません。大事なのは、「ハイオク指定」という言葉から受ける印象と、実際に増える金額を同じ場所に並べてみることです。

ハイオクはレギュラーより高い。それでも、この差額で本当に乗りたかった一台を選べるなら、そのお金で買っているのはガソリンだけではありません。

毎週末、そのクルマに乗って出かける時間も含まれています。

だったら、月460円くらい余計に払う選択にも、ちゃんとロマンがあると思うのです。

Edit: Kanta Hisajima